
JR稚内駅
7月23日から北海道は稚内近くの、 アトピー、脱ステの症状が改善する豊富温泉 に湯治にきています。2週間近くの湯治ですが、実は今年すでに3回目、かつ今回は予定外でした。
10年ぶりの異変
異変が起きたのは昨年の今頃。10年近くアトピーの症状は出ておらず、ホメオパシー始めライフスタイルの見直しで、私はアトピーがすっかり治ったと思っていました。このアトピーの症状が出なくなった経緯についてはまた後日。
最初は虫刺されのような小さな発疹から始まり、本当に虫刺されだと思っていました。それが、レメディを摂っても、カレンジュラのクリームなどを使っても一向に改善せず、それどころか徐々に広がっていきました。そして、10月に入るともはや炎症は顔を含む全身に広がり、外出するのもままならなくなり、毎晩痒みの発作で気が狂うように掻きまくり、それによって皮膚はボロボロになり、ベッドに横になってもシーツに傷が触れるだけでも辛い状態に。当然、まともな睡眠もとれず、夜が来るのが怖い日々が続くことになりました。
アトピーに効果がある豊富温泉
11月も終わるころには精神的にももう耐えられなくなり、それでも絶対にステロイドは使いたくなかったので、友人にステロイドを出さない皮膚科を教えてもらいました。診察してもらったところ、ステロイドは後々まで体内(皮膚下?)に残るので、使わなくなって何年も経った後でも脱ステの症状が出ることは珍しくないけどと言われ、「選択肢は3つ、阪南病院に入院するか、このまま自宅で頑張るか、または豊富温泉に湯治に行くか、どうする?」と聞かれ、私は「温泉に行きます!」と即答したのでした。
帰宅後にすぐ調べて、予約を試みたものの、年末年始の時期だったので年明けまでは予約が取れず、成人式の週末までなんとか自宅でしのいだ後に初めて豊富温泉を訪れました。ですが、期待に胸を膨らませて訪れたわけではありません。正直「温泉で本当に改善するの」という気持ちでしたが、もうその時点では藁にもすがる思いでした。
半信半疑で豊富温泉へ

川島旅館 内湯
フライト当日、東京から稚内への長距離移動移動にも不安を持ちつつ準備をしていると、「天候調査中」という通知が届き、空港移動中に「条件付き運航」の通知が入りました。こんなに辛い状況で移動しているのに、たどり着けなかったらどうしようとも思いましたが、実際にはフライトはとてもスムーズで、着陸も問題はありませんでした。のちに滞在した川島旅館の板長にお聞きしたところ、稚内は強風地帯なので、冬の間は基本的に条件付き運航になると思っていて良いとのことでした。
そんなこんなでやっと着いた豊富温泉、部屋に入るやいなや浴衣に着替えてお風呂へ。すると、塩化物泉ということもあり湿疹や傷が見事に痛痒い!湯治自体初めての経験で、目安として1回45分から1時間と聞いたので、最初はそのぐらいにしたのですが、上がった後も痒みが止まらず、「私には全然合わない温泉かもしれない。これで10日も滞在するのにどうしよう」と思いました。実際、その夜も眠れず、ウトウトしたものの2時ごろに痒みで起きてしまい、どうしようと思ったのですが、起きていても辛いだけなので、どうせ辛いならもう一度温泉に入ろうと思い、夜中の2時ぐらいにまた浴場へ。なんと、たまたま他にもうお一人、湯治客で目が覚めてしまったという方がいらして、湯治について、豊富温泉についてなどいろいろとお話を聞くことができました。こうして豊富温泉での初日が終わりました。
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