潜在意識の力:私たちは生まれた時点からプログラムされている | ヒプノセラピーのアンダーセンス
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潜在意識の力:私たちは生まれた時点からプログラムされている – Bruce Lipton 博士

潜在意識の力

「金持ち父さん 貧乏父さん」という本をご存知の方も多いのではないでしょうか?

こちらでご紹介する動画では、Bruce Lipton博士がその仕組みについてとてもわかりやすく説明されています。やはり、幼少期から潜在意識に刷り込まれる情報が人生を左右すると思うと、潜在意識へのアプローチの重要性を再認識できます。

大切なことは、どんなスクリプト(刷り込み)が潜在意識にあろうと、いくらでも変えることができるということです。この動画では自分でできる方法が紹介されています。実は潜在意識へのアプローチは何通りもあります。

潜在意識へアクセス

顕在意識と違って意図的にコントロールできない潜在意識。というか、日常生活の多くが実は潜在意識にコントロールされているという現実。潜在意識をどうこうすることができるなんて、私は夢にも思ってはいませんでした。

潜在意識の重要性、そしてどうやってアプローチすれば良いのかを知るきっかけになったのは、4年にわたる闘病生活でした。潜在意識について学び、またそれに伴って心にも身体にも変化が現れるにつれ、潜在意識のアプローチの重要性に驚くばかりでした。

また意外にも潜在意識へアクセスする方法はいくつもあり、しかもさほど難しくないことを知りました。瞑想、guided imagery(イメージ誘導法、誘導イメージ療法)、ヒプノセラピー(催眠療法)、セルフヒプノ(自己催眠)、メンタルバンクは全て潜在意識へアクセスする方法です。それぞれやり方や目的が多少異なりますが、共通点は脳波の状態です。

鍵はシータ波!

シータ波は比較的遅いスピードの脳波です。潜在意識と顕在意識の間には実はフィルターがあり、脳波がシータ波に触れるとそのフィルターが眠ってしまいます。ピラミッドが潜在意識とすれば、スフィンクスを寝かせている間にピラミッドにアクセスするイメージです。

その間は顕在意識も弱まりますので、顕在意識をバイパスして潜在意識にアクセスすることができるのです。そこで、不要な刷り込みを望んでいるスクリプトで置き換えれば良いわけです。この方法を使うと、Lipton博士が勧めている反復数を減らすことができます。ヒプノセラピーでは、場合によっては1度のセッションで書き換えることもできます。

ご自分で試される場合は、眠る直前に自分が望む形を「既に実現した(願いが叶った)」ように手書きしてみましょう。眠りに落ちる直前は誰でもシータ波を通ります。メンタルバンクの省略版ですが、とても効果がありますよ。

動画とスクリプト(日本語)

残念ながら日本の字幕がないため、訳したスクリプトを用意しました。動画以下、翻訳:

私たちは生まれた時点からプログラムされている – Bruce Lipton 博士

一生の95%は人生のプログラムから来ています。
7歳までの間にいかに人生を生きるかというプログラムを習得しているのです
だから裕福な人は裕福なまま、貧しい人は貧しいままなのです。
「マトリックス」という映画はSFではありません。ドキュメンタリーです。

全ての人に言えることですが生後7年間は、誰もがダウンロードの時期、催眠状態にあります。7歳以下の子供の脳は、振動周波数が低いのです。頭にワイヤーをつけて周波数を測定するEEG(脳波図)で脳の活動を読むと、7歳以下の子供の周波数は顕在意識よりも低いのです。
それはシータ波と呼ばれます。
シータ波とは想像力です。
子供達はそうやって遊ぶんです。
泥まんじゅうを作っておままごとをしながら。
でも子供達にとってはリアルな現実で、ホウキに乗れば、それは馬なんです。それがシータ波の想像力です。
シータ波は催眠状態でもあります。

つまりこういうことです。
顕在意識が作られる前にもしプログラムが何一つなかったら、一体何を意識すれば良いのでしょう。
この惑星で生きるためにどのようなプログラムが必要なのか?
それを生後7年間の間に学ぶのです。
シータ波は催眠状態です。
ただ観察するのです。両親を観察し、兄弟、
身の回りを観察します。学ぶために。
数百数千・・・どれだけのルールがあると思いますか?
家族の一員、コミュニティの一員としての役割を果たすためには数多くのルールがあります。
これらのルールを乳幼児に教える…その必要はないのです。
生後7年間の間、ただひたすら観察し、ルールをダウンロードするのです。
これは特段新しいことでもありません。

「金持ち父さん 貧乏父さん」という本があります。
簡単に言えば、貧しい家庭に生まれると一生お金に苦労する可能性があり、稼ごうとするけれどうまくいかない、
逆に裕福な家庭に生まれると頭が悪くても一生お金に困らない、
なぜならそれは顕在意識から来ているのではなく、裕福な家庭からその子にダウンロードされる潜在意識の行動なのです
潜在意識から来ているので無意識に適切な行動をとっているんです。
顕在意識ではおバカなことをするかもしれませんが潜在意識なので。それは貧しい人でも同様なのです。
貧しい人は、家族からくる信じ込みがあります。
「成功なんてしない」「人生とは試練ばかり」「何もうまくいかない」「自分を何様だと思っているんだ」
1日に得るプログラムの95%がそんな内容だとしたら、自分で自分をダメにしてしまいます。だから貧しい人は貧しいまま、裕福な人は裕福なままなんです。
このプログラミングのせいで。
私たちの一生の95%は潜在意識に存在するプログラムから来ています。そして人生のたった5%が創造力を持つ顕在意識から来ています。5%です。

(インタビュアー)ということは人生を生かされているということですね。
自分で自らの人生を生きていると思っていても、実はそうではない。
(Lipton博士)その通りです。顕在意識の下にある潜在意識だから自分ではわからない
400年もの間イエズス会員は 主張してきました
人々は理解できませんでしたが、彼らは「7歳になるまで私に子供を預けてごらんなさい。立派な人間にしてみせますよ」と豪語しました
400年もの間それを言い続けてきたんです。
最初の7年間がプログラミング期間だということを彼らは知っていたんです。
それ以降、人生の95%はそのプログラム通りなるわけです。

幼少時に何が起きたのかを思い起こす必要はありません。
自分の人生を考えてみれば良いのです。
あなたが好むものが自分の人生の中に現れるのは、それをサポートするプログラムを持っているからです。
ですが、うまくいかないこと、多くの努力を要すること、一生懸命やらないと実現できないこと…
なぜそんなに一生懸命やらなければいけないのでしょう?
その結果をサポートしないプログラムを持っており、そのプログラムを覆そうとしているからです。
精神分析や心理学的なものは不要です。
自分の人生を振り返って、何がうまくいっていないのかを考えれば良いのです。
というのも、そのうまくいかないことはあなたの潜在意識のプログラムが、求めている目標をサポートしていないということです。

顕在意識には創造力があるので、様々な方法で学ぶことができます。自己啓発の本を読んだり、講義を受けたり、このプログラムを聞いたり、顕在意識はそうやって学ぶことができます。
ですが潜在意識はそういう学び方はできません。
潜在意識は基本的に2通りの方法で学びます。
当然のことながら催眠状態、つまり7歳までの期間。そして7歳以降はどうやって新しいプログラムを学ぶのか?反復です。
練習です。車を運転できるようになりたいと思った時に、いきなり運転席に座ってエンジンをかけたりしないですよね。運転の練習をしなければいけない。
アルファベットを学ぶ時にAからZまで何回練習しなければいけませんでしたか?
実際にできるようになるまで、何度も繰り返さなければいけない
でも一旦できるようになってしまえば、それ以上は繰り返す必要がなくなります。

なので潜在意識で何かを学ぶには2つの段階がある
一つは催眠。もう一つが反復。私は後者が好きです。
というのも、「実現できるまではふりをしろ」という新しいフレーズがあるんですね。
どういう意味かというと、例えば今幸せではないとしましょう。幸せになりたいなら、常に繰り返すのです。
「自分は幸せだ」
「自分は幸せだ。でもとても幸せにも見えないけど…」
誰と会話をしているのでしょうか?
反復することで潜在意識に話しているんです。
潜在意識が自分が幸せだと受け入れれば、人生の95%は潜在意識からくるわけですから、
自分が幸せだと潜在意識が一旦受け入れればもう繰り返す必要はないのです。
そこからは自動なんです。

(インタビュアー)だから皆さん、アファメーションを繰り返したり、感謝日記を毎日つけたりするんですね。
反復して繰り返すから
(Lipton博士)それがコツなんです。
冷蔵庫にメモを貼っておいたりしますが、それは提案なんです。繰り返しではありません。なのであまりうまくいかない。
繰り返すということは習慣になるということです。
習慣づけるんです。習慣にするために何かをする。
儀式のように何度も何度も反復して繰り返すことで、それがうまくいくようにする。