エピソード8 手軽にコツコツと潜在意識にアプローチをする方法 | ヒプノセラピーのアンダーセンス
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エピソード8 手軽にコツコツと潜在意識にアプローチをする方法

目標達成 人生

前回は、目標達成に必要な要素、網様体賦活系についてお話ししました。

網様体は脳幹に位置し、潜在意識の一部でもあります。目標達成に必要な要素をしっかりと補強して、網様体賦活系、つまりすでにお持ちの「超高性能アンテナ」をよりポジティブに、目標を達成するために、計画的に、効果的に活用するためのお手軽方法を今回はご紹介したいと思います。

とても簡単で、しかも毎日数分しかかかりません。ポイント、コツを押さえれば、楽に続ける事ができますし、少々時間はかかりますが、ご自身の潜在意識に確実に働きかける事ができます。

動画の中でご説明している「サジェスタビリティ(被暗示性)」は、アンダーセンスの初回セッションで必ずチェックしています。すでにセッションを受けられた事がある方で、ご自身のタイプをお知りになりたい方は、お気軽にお問い合わせください。

また、現在ご提供している無料体験セッションでも必ずサジェスタビリティーはチェックしますので、そちらをご利用いただくのも一つの方法です。

最後に、英語にはなってしまいますが、私の母校である HMI のウェブサイトでは、ご自身でサジェスタビリティーのチェックをしていただく事ができます。無料ですので、そちらもご活用ください

ちなみに、HMI には無料で視聴できる動画もたくさんありますよ。参考になさってみてください。 

スクリプト

前回は、目標達成に必要な要素、網様体賦活系についてお話ししました。その内容を踏まえて、ご自身でコツコツと潜在意識に働きかける方法をご紹介しようと思います。

まず、必要なものは紙とペン、または入力するデバイス。普段から手書きに慣れている方がぜひ手書きで。キーボードなどで入力することがほとんどの場合は、普段使われているデバイスをお使いください。

そして大きなポイントが2つあります。1つは寝る前30分以内に行うということです。というのも、眠りに落ちる時には必ず、脳波がα波、θ波と降りていって、δ波の睡眠に入ります。α波、θ波は催眠状態、つまり潜在意識にアクセスできる状態ですので、この時を狙って、潜在意識に落としたい情報を入れていきます。

もう一つのポイントは、毎晩欠かさず行うということです。潜在意識には今までのパターンが存在しています。例えば子供の頃からの傾向や癖であれば、長期にわたってそのパターンが実践されてきたわけですから、数回、新しい情報を入れても今までのパターンに負けてしまいます。水が淵まで入った容器があるとしましょう。ここに毎日小石を一つだけ投げ入れていきます。水瓶の水の量は最初はほとんど変わりませんよね。ですが、毎日毎日小石を入れていると・・・最終的には水瓶は小石で一杯になり、水はなくなります。この小石が、これから毎晩行う内容になります。

ですので、ポイントは2つ。毎晩欠かさず、そして寝る前30分以内に行うということです。大変そうに聞こえますか?

実際には、毎晩ほんの数分しか掛からないので、全然大変ではありません。最初はうっかり忘れてしまう夜もあると思いますので、最初のうちは大体の就寝時間の30分から1時間前にリマインダー、例えばアラームなどを設定しておくのが良いでしょう。慣れてくると、食後の歯磨きと同じように当たり前になります。

さて、では肝心の「毎晩、寝る30分前に」一体何をするのか?ということですが、ご推察の通り、目標や変えたいこと、実現したいことなどを書けば良いです。アファメーションでも良いです。
が、ここでもポイントがいくつかあります。1つは、もうすでに実現したかのように現在形で書くことです。

「体重を5キロ減らしたい」ではなく、「体重が5キロ減って、体が軽く感じて嬉しい」、「認定試験に合格したい」ではなく、「認定されて、毎日やりたい仕事ができることに感謝」など、それが実現したらどういう状況なのかを描いてみましょう。具体的な状況や感情を加えるとさらに良いでしょう。潜在意識は、イメージと感情が紐づけられて保存されますので、イメージできるような書き方、そして感情を加えるようにするのがベストです。

また、ご自分がどういう情報を受け止めるタイプなのか、そのタイプに沿った書き方をするのも重要です。これはサジェスタビリティー、「被暗示性タイプ」とでも言いましょうか。これは、人がどのように入ってくる情報を受け止めるかということなのですが、受け止め方には大きく分けて2タイプに分かれます。言葉通りストレートに受け止めるタイプと、行間を読む、というか意図を推論するタイプです。

簡単な例を挙げると、誰かに「あら、今日のスタイル、素敵ね」と言われた時、ストレートタイプは「ありがとう。嬉しい」と受け止めますが、行間タイプは、いつもは素敵じゃないの?昨日のスタイルはダメだったっていうこと?と受け止めたりします。もちろん、100%ストレート、100%類推、行間型という人はおそらくおらず、人によってその比率が異なるわけですが、ご自分のタイプがよりストレート型であれば、書く文章もストレートで構いません。行間型、類推型であれば、ストレートには書かず、比喩や類推を使いましょう。例えば、先ほどの「体重を5キロ減らしたい」場合であれば、「体重が5キロ減って、体が軽く感じて嬉しい」ではなく、例えば以前から体重が減ったら買おうと思っていた洋服のイメージを使って、「以前から欲しかったワンピースがぴったりフィットして、よく似合ってる。鏡を見るのが楽しい」などという書き方ができます。つまりは、体重が落ちたから着られるようになったということです。なので、ご自分のタイプに合わせた書き方をすると良いでしょう。アンダーセンスでは初回のセッションでさジェスタビリティーのチェックを行います。

書く内容も、3つぐらいまでは全く問題ありません。毎晩コツコツと潜在意識に落としていくことが大切なので、基本的には毎晩同じ内容を書くようにしましょう。表現は多少変わっても問題はありません。

一旦、どういう内容を潜在意識に落としたいかを決めてしまえば、この文章を書くこと自体はせいぜい2、3分しかかかりません。これだけでもOKです。

もし余裕があるようだったら、その後にワンステップ加えてみましょう。書いた後に、深呼吸を3回行います。以前にも何度かお話ししたように、これだけでも副交感神経にスイッチが入ります。そして、目を閉じても閉じなくても構いませんが、書いた内容、状況を思い浮かべてみましょう。感情を感じてみましょう。潜在意識にはイメージと感情が紐づけられて保存されています。実現した時のイメージ、実現した時にどんなふうに感じると思うか、その感情を感じてみることで、さらに潜在意識に落ちやすくなりますよ。

いかがでしょうか?ご自身でコツコツと潜在意識にアプローチすることができますよ。毎晩数分しかかからない内容ですので、ぜひ、お試しください。

では、疑問、質問などありましたらコメント欄、お問い合わせフォーム、またはニュースレターへの返信で、ご連絡ください。また、こんなことが知りたい、こういうトピックをカバーしたほしいというリクエストもお待ちしています。

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