エピソード7 目標を達成するために必要な要素:意識の不思議 | ヒプノセラピーのアンダーセンス
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エピソード7 目標を達成するために必要な要素:意識の不思議

引き寄せの法則

今回は、ぶっちゃけ「引き寄せの法則」についてのお話です。

目標を達成するには、いくつか必須の要素があります。これらの要素が揃う事で、より効果的に「引き寄せ」る事ができるからです。

が、実は… 私は、「引き寄せ」ているのではなく、自分自身で自らキャッチしにいっていると考えています。いわば、自分の中に超高性能のアンテナが立って、常にピッピッと必要な情報や機会をキャッチしにいっている…というイメージです。

そんな超高性能のアンテナ、欲しくありませんか?

朗報です!もうすでにその超高性能のアンテナをお持ちです。しかもすでに活用されています。ただ、仕組みを知るともっと積極的に、計画的に、ポジティブに、そのアンテナを活用する事ができるようになりますよ。

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さて、今回は目標を達成するために必要な意識の要素についてお話ししたいと思います。というのも、これらの要素が揃うと、行動に移しやすくなり、行動に移せれば、それだけ目標に近づくことができるからです。

一つ目の要素は願望です。当たり前といえば、当たり前ですが、実際には「強い願望」である必要があります。例をあげれば、「成功するといいなぁ」「成功させたいなぁ」ではなく、「何がなんでも、成功させたい」「絶対成功したい」というような強い願望です。

そして、この願望があってこそ、生まれるのが信じること。何を信じるのかというと、最初の要素である願望の実現が可能、目標を達成することが可能だと信じることです。「できるわけない」と思っている、信じていると、そもそもできるわけないと思っているので、行動に移す可能性も低くなり、結果願望が実現する可能性も低くなりますよね。

強い願望があって、その実現が可能だと信じることで、そこに期待値が生まれます。「そうなる」と信じているわけですから、当然、そうなることに期待もしますよね。

最後に必要なのが、期待値から生まれるやる気。行動力。期待を満たすべく動こうとする気持ちです。

ここからが意識の不思議。引き寄せの法則にも絡んでくることですが、まやかしでもなんでもなく、すでに証明されている生理的機能のお話になります。

例を挙げてみましょう。私が大学生時代、初めて車を買った時でした。それまでは車種など興味もなかったのに、いざ、自分が車を買う段になったら、検討した車種とか、実際に決めた車種を街中でしょっちゅう見かけるようになったんです。皆さんも似た様な現象、きっと何度も経験されているのではないでしょうか?

もちろん、それまでその車種が街中を走っていなかったわけではありません。貧乏学生でしたので中古車がやっとでしたから、新発売された車種などでは全然ありません。単に意識して、情報を知ることで、無意識にその情報を探すようになるというのが脳の網様体賦活系の働きによるものです。

私たちは、日々膨大な情報に晒されています。その中でも8割方は視覚、目から入ってくる情報と言われていますが、この膨大な情報を全て認識し、処理するのは到底不可能です。網様体賦活系は、その時の優先事項、意識に上っている情報に基づいて、必要と思われる情報を自動的に判別してくれているのです。私の場合は、車を買うというプロセスで、車種を意識し、特定のモデルを認識することで、網様体賦活系がその車種を「認識する必要あり」として判別し始めたということです。逆もあります。例えば、処理しなければいけない請求書や書類があって、「後でやろう」と思ってデスクの上に置いておいたとしましょう。毎日の忙しいスケジュールで、この作業を後回しにしばらくしていると、デスクにいっても、それらの書類を意識しなくなったりします。まるで、そこにあるインテリアでもあるかのように・・・網様体賦活系は、毎日こなさなければいけないスケジュールの内容を重要視し、しばらく放置されている書類は優先順序が低くなるためです。

つまり、願望を強く持って、その実現の可能性を信じて、そこに当然の期待値が生まれ、その期待を満たすべく動こうというやる気、行動力をとり始めると、この網様体賦活系を刺激することができるわけです。その願望、目標に関連する内容や情報を、網様体賦活系が自動的に判別して、私たちの顕在意識のレベルで気付かせてくれるのです。今まで、知らず知らずのうちに逃していたかもしれない機会や情報に、気づくことができる様になるのです。網様体賦活系は、まさに引き寄せの法則そのものとも言えると思いませんか?

つまり、引き寄せの法則とは、何か偉大な外側の力が必要なものや事象を自分に引き寄せてくれるというよりは、自分自身の意識が、今自分にとってな存感のある内容に関連するものを判別して認識させてくれていると私は考えます。ちなみに、この存在感のある内容とは、良いも悪いもありません。ネガティブなことを考えていれば、存在感が増して、網様体賦活系はそれに関するものを判別して認識するようになります。ポジティブに使うもネガティブに使うも自分次第。

いかがでしたでしょうか?
では、疑問、質問などありましたらコメント欄、お問い合わせフォーム、またはニュースレターへの返信で、ご連絡ください。また、こんなことが知りたい、こういうトピックをカバーしたほしいというリクエストもお待ちしています。

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