前回は、意識の仕組みについてご説明しました。顕在意識と潜在意識の足並みを揃えることで行動に移しやすくなる、継続しやすくなる。それを可能にするのがヒプノセラピーです。
今日は、ヒプノセラピーについて概要を動画で説明しています。
「催眠療法」「催眠」と聞くと、何か怪しげな、誰かに自分の言動をコントロールされるのではないか…そんなイメージをお持ちではありませんか?残念ながら、映画でもドラマでも正確にヒプノセラピーを描写したシーンはまだ見た事がありません。
「催眠」というツール自体は数千年もの間、人類が活用してきました。が、そのメカニズムが明らかになってきたのはここ数十年のことです。催眠状態は、ごく自然な生理的プロセスであり、その状態を活用することで、ご自身のポテンシャルを引き出せるのがヒプノセラピーです。
少しでも、意識、ヒプノセラピーについて理解を深めていただければと思います。
現在は、ヒプノセラピーの無料体験も行っています。興味を持たれたら、この機会にぜひご利用ください。
スクリプト
前回は意識の仕組みについてお話ししました。エクササイズの例を用いて、エクササイズというイメージに紐づいている感情を変えて、顕在意識と潜在意識の足並みを揃えることができれば、行動しやすくなる。それを可能にするのがヒプノセラピー とご説明しました。今日はそのヒプノセラピーについてお話ししたいと思います。
ヒプノセラピーとは日本語では催眠療法と訳されますが、催眠というツールは古くは古代エジプト時代から使われていたという記録があります。もちろん、当時は「催眠」という言葉はなかったと思いますが、その記述から明らかに催眠であることがわかっています。つまり、催眠というツールは人類の歴史とともに数千年もの間使われてきたということです。
ヒプノセラピーでは、セラピストの誘導で催眠状態に入ります。催眠状態に入る理由は、潜在意識にアクセスをすることができるからです。また、脳波がα波、θ波の状態にある時は、副交感神経が優位になり、深いリラクゼーションを味わうことできます。ですので、敢えて催眠状態に持っていき、深い心地よさを感じつつ、ご自身が求めている内容を、セラピストが潜在意識に落としていくというのが、ヒプノセラピーになります。
催眠状態では意識を失って、いいようにコントロールされてしまうのではないかと不安に思われる方もいるかもしれませんが、催眠状態で意識を失うことはありません。意識を失うとしたら、眠ってしまうぐらいです。脳波でいうとδ波のレベルに入ってしまうと催眠ではなく睡眠になってしまい、そうするとメッセージを潜在意識に落とすことができませんので、セラピーの意味がなくなってしまいます。そのため、セラピストが眠りに落ちないように常に催眠の深さを観察しています。
意識ははっきりとしていますので、言いたくないことを言わされたり、やりたくないことをやらされたり・・・などセラピストにコントロールされることもありません。そもそもご自身の許可なしに、催眠状態へ誘導することができません。
催眠状態にある時は常に意識はしっかりとしていますし、周囲の様子も把握していますし、音も全て聞こえます。起き上がろうと思えばいつでも起き上がることもできます 。が、先ほども言ったように催眠状態自体が深いリラックス状態なので、起き上がりたくないと思いますし、実際、セッションが終わった後に「戻ってきたくなかった」「もう少し長く入っていたかった」というコメントをいただくことが多いです。
また、ヒプノセラピーを利用するにあたって、重要な点が2点あります。
1点目は、多くのセラピーでも言えることだと思いますが、ご本人にセッションを受ける意思があるということです。つまり、半ば強制的に「妻に言われて仕方なく」という場合はヒプノセラピーは効果を発揮できません。2点目は、セラピストとご自身の協同作業だということです。つまり、セッションを受けて終わり、ではなく、日常生活で実践していただくことが何より大切になります。
アンダーセンスでは初回セッションは90分、2回目以降のセッションは60分です。初回セッションではしっかりと基礎を作っていきます。やることもたくさんあるので、長めになっています。基本的なセッションの流れとしては前半と後半に分かれます。前半ではご相談内容について、お話を詳細にお聞きし、様々な質問をさせていただいて、どのようなメッセージを潜在意識に落としていくのかを模索していきます。
そして、後半は催眠状態に入っていただき、前半で話し合った内容を潜在意識に落としていきます。セラピストがストレートにメッセージを落としていくこともありますし、イメージングというツールを使って、インタラクティブ、対話方式で進めることもあります。
最後は必ず、催眠状態から完全に覚醒したことを確認し、質問等あればお答えし、セッション終了となります。
ここで一点、催眠状態では潜在意識に情報が落ちやすいため、長時間催眠状態に入ったまま日中の時間を過ごすのは好ましいことではありません。これは、瞑想でも同じことです。瞑想を提起的にされる方も最近は多いと思いますが、瞑想を終える際も、しっかりと覚醒することがとても重要です。
現在、無料体験を行っておりますので、少しでも興味をお持ちの方、ぜひご利用くださいませ。無料体験に関するページのリンクも貼っておきます。
では、疑問、質問、ご感想をお気軽にお寄せください。コメント欄でも、お問い合わせフォームでも、ニュースレターへの返信でも、どれを使っていただいても構いません。また、こんなことが知りたい、こういうトピックをカバーしたほしいというリクエストもお待ちしています。
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