新年あけましておめでとうございます!
気持ちも新たに、2022年、実りの多い年にしていきましょう。
そのためにも、ご自身の「意識」を最大限活用しませんか?2022年最初のエピソードは、その「意識」の仕組みについてです。
「わかっているけど続かない」三日坊主、「わかっているけどなぜか最初の一歩が進まない」先延ばし、一度は経験されているのではないでしょうか?「わかっているけどやめられない」癖や習慣も実は同じ意識の仕組みです。
意識の仕組みを理解することで、これらの問題も解決しやすくなりますよ。
スクリプト
新年あけましておめでとうございます。皆さん、年末年始をどのように過ごされましたか?
お正月、またはその後に少しは身体も心も休めて、リラックスすることはできましたか?
さて、1月13日は「初虚空蔵(はつこくうぞう)の日」だそうです。
毎月13日が虚空蔵の日だそうで、その年初めての虚空蔵の日ということで、初虚空蔵の日。
虚空は「広大な宇宙のような空間」を表し、蔵(ぞう)は「くら」なので、広大な宇宙のような空間に無限の知恵と慈悲を貯蔵している… それはなんだか、潜在意識のようだなと思いました。
そこで今日は、意識の仕組み、特に潜在意識について簡単にご説明しようと思います。
というのは、目標を達成するためには、潜在意識の協力が必要不可欠だからです。
私たちの意識は、ご存知のように顕在意識と潜在意識で成り立っています。なんとなく漠然としたコンセプトのように聞こえるかもしれませんが、大雑把に言えば、大脳新皮質が顕在意識で、大脳辺縁系が潜在意識になります。そう、生理的メカニズムがあるということです。
「氷山の一角」という表現を聞かれたことがあると思いますが、私たちの顕在意識・思考は表面に現れている部分、そして水面下には巨大な潜在意識があります。現在では9割以上が潜在意識とも言われます。この潜在意識には本能も含まれます。
生まれた時は、顕在意識はまだ発達していないため、基本的に潜在意識剥き出しの状態です。「三つ子の魂百まで」ということわざがありますが、これは主に性格の話のようですけれど、性格に限らず、この頃に経験、学んだことなどはストレートに潜在意識に落ちるため、大人になってもそのパターンがずっと続く傾向があります。幼少期にトラウマができやすいのも、また幼少期のトラウマが後々まで影響を及ぼしやすいのもこれが原因です。
8歳から9歳ぐらいになると、顕在意識、つまり理論、分析、根拠、思考の能力が発達して、潜在意識との間にフィルターが生まれます。
例えば、サンタクロース。初めて目にするサンタクロースは、真っ赤な目立つスーツに白い髭。大きな袋を持っていて、今まで見たことがないその姿に、本能から恐怖心を感じる子供さんも多いですよね。でも、お父さんやお母さんが笑っていたり、周りの子供たちが喜んで群がって行ったり、プレゼントをもらったりすると、その子は「楽しい」「面白い」などの感情が生まれて「サンタ」のイメージに関連づけられます。そしてその存在を最初のうちは盲目に信じているものの、ある年ごろになると、「うちには煙突はないけど・・・サンタはどうやって入ってくるんだろう?」「サンタって本当にいるの?」とか、疑問を持ち始めたりします。または、お父さんやお母さんの行動を見て、「サンタ=両親」という結論にたどり着く場合もあるでしょう。いづれにしろ、分析、思考が発達してきた結果と言えます。
ちょっと話が逸れましたが、このようにして顕在意識、大脳新皮質の機能が発達してきます。
ですが、先ほどもお伝えした通り、顕在意識は氷山の一角で、水面下の潜在意識の方がはるかに大きい・・・ということは、顕在意識と潜在意識が対立した時、どちらが勝つと思いますか?そう、潜在意識の圧勝です。
例えば、健康のためにもエクササイズをしたいと思っているとします。でも子供の頃から運動が苦手で、学校で一番嫌いな科目が体育だったとしましょう。顕在意識のレベルでは、健康のためにも運動したい、エクササイズをしたいと思っていても、潜在意識に「体を動かすのは嫌い」「運動はつまらない」などというイメージや感情がデンと座っていると・・・そう、「わかっているけど続かない」三日坊主や、「わかっているけど始められない」先延ばしという現象につながったりします。
ここで、「エクササイズは楽しい」「上達するのが快感」というイメージや感情を潜在意識に植え付けることができたらどうでしょう?顕在意識では、「健康のためにもエクササイズを」と考え、潜在意識は「楽しいし快感」という関連付けががあれば・・・エクササイズを続けられると思いませんか?
これを可能にするのがヒプノセラピーです。
次回は、ヒプノセラピーについてお話ししたいと思います。
質問・疑問はコメント欄、もしくはお問い合わせからお気軽にどうぞ。
また、目標達成、意識、ヒプノセラピーなどについて、「こういうことが知りたい」ということがありましたら、ぜひ教えてください。
ではまた次回、お会いしましょう
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