アンダーセンスのヒプノセラピーでは、セッション後半の催眠の部分を録音して、MP3の形でお送りしています。このMP3をいつどのように聞けばよいのかなど、聞き方に関する質問をよくお受けするので、今回は動画にまとめてみました。
MP3を聞いている最中に起きやすいこと、注意事項についてもお伝えしていますので、ぜひ参考になさってください。
スクリプト
さて、今回はよくある質問シリーズの第一弾です。時々、このような形で、よくお受けする質問についてお答えしていきたいと思います。第一弾は、MP3の聞き方についてです。
まず、アンダーセンスのヒプノセラピーについてですが、セッションの前半にお悩みに関するお話をお伺いします。現状がどういう状況、状態なのか、どう感じたいのか、どういうふうにありたいのかをお聞きします。
そして、後半に催眠状態に入っていただいて、前半にお伺いしたご自身が望んでいる変化、あり方を潜在意識にメッセージとして落としていったり、イメージングで自由に感じてもらったりするわけですが、この後半の催眠の部分は録音して、セッション後にMP3の形てお送りしています。
というのも、潜在意識に落とした内容は、何もしなければ1週間ほどで薄れて消えてしまうと言われていますので、セッションのMP3を聴いたり、日々の生活で実践することで、落とした内容、メッセージを補強していき、古い内容を置き換えていくわけです。ちなみに、この点については、エピソード28、「ヒプノセラピーで最大限の効果を感じるためには」を是非ご覧ください。
このセッション後にお送りするMP3、聞き方についての質問をよくお受けするので、このVlogにまとめておきたいと思います。
セッションのMP3は、その時々にもよりますが、大体15分から20分程度の長さになります。
催眠状態=深いリラクゼーションですので、15分から20分程度、リラックスできる、またはリラックスしたい時間があるときに聞いていただければと思います。
ですので、それが午前中でも午後でも、夜でも構いません。
また、ご自身がリラックスできるポジションであれば、ソファに横になっていただいても、椅子に座っている形でも構いません。ですので、「ちょっと休憩しようかな」と感じたタイミングで、パワーナップの代わりに聞かれるのも良いかもしれません。
ただし、ベッドに横になるのは避けましょう。というのは、私たちの潜在意識には「ベッドに横たわる」というイメージ=睡眠という紐付けが出来上がっています。ので、リラックスしているうちに寝てしまう可能性が高くなります。
催眠を通り越して睡眠に入ってしまうと潜在意識もお休みしてしまいますので、メッセージを潜在意識に落とす、メッセージを補強する効果は無くなってしまいます。
ベッドを利用するのであれば、枕を立てかけて上体を起こす、ヘッドボードに寄りかかるなど、完全に横にならない姿勢で聞くのが良いでしょう。
MP3を聞く頻度ですが、目安は一日に一度ですが、必ずそうでなければいけないわけでもありません。エピソード28では、潜在意識にメッセージを落とすということを、生い茂った森林に、小さな苗を植えるという例を挙げて説明していますが、健康な苗なら一日お水をあげなくてもすぐには枯れることはあまりないですよね。MP3もあまり深刻に考える必要はありませんが、目安として一日に1度程度とお考えください。
また、次のセッションまでず〜っと聞きつづける必要もありません。最も重要なのは、日々の言動、実践で補強していくことなので、ある程度定着したなと思えば聞くのをやめても構いません。ですのでその時々で、今回はあまり聞かなかったなぁとか、今回は随分長く聞いたなぁとかセッションによっても変わってきたりすると思います。
あと、MP3を聴いている間に、眠ってしまったように感じるという質問をとても多く受けるのですが、眠ってしまったかどうかを見極める方法があります。MP3では最後にしっかりと覚醒するためのカウントアウトが入っていますが、そのカウントアウトで覚醒したかどうかで判断できます。MP3を聴いている途中、意識がふ〜と薄れて、何の声も聞こえなくなったように感じたとしても、最後のカウントアウトで意識が戻ってきたのであれば、眠ってはいません。顕在意識が薄れただけで潜在意識はちゃんと聴いていたので、カウントアウトに合わせて戻ってきたわけです。
逆に、気づいたら1時間経っていた!なんていう場合は、はい、それは寝落ちです! ベッドに横たわって聴いた時、前の夜に眠れなかったなど非常に疲れている時におきやすいです。何度も続くようでしたら、ソファなどにもたれかからずに、椅子に座って聞くなど工夫するのも良いでしょう。またはセラピストにご相談ください。
MP3を聴いている間に、何だかいろんな考えが湧いてきて集中できなかった・・・というお声も時々いただくのですが、それも全然問題ありません。催眠のレベルが比較的浅い場合は、顕在意識が薄れても完全にお休みしているわけではありませんので、必要に応じて情報を整理したりすることもあります。MP3を聞いている時には、集中する必要はありません。ただ、心も体も委ねて穏やかで心地よい境地、リラクゼーションを楽しんでください。時と場合によって、深い催眠状態に入って、寝ちゃったように感じることもあれば、比較的浅いところで顕在意識が情報を整理し始めることもある、それだけのことですので、ご安心を!
最後に重要な注意点です。車の運転やお料理など、注意力を要することをしている時は、絶対に聞かないでください。催眠状態というのは深いリラクゼーションであり、顕在意識が薄れている状態です。そんな時に注意力や判断力を必要とするような作業をするのは危険です。
MP3を聴いた直後に運転などをする際にも、しっかりと覚醒したことをご自身でも確認されてください。何度か自分でカウントアウトをするのも良いでしょう。
ご自身の目標の達成に向けて、ぜひより効果的にMP3をご活用ください!
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