エピソード25 あなたの情報の受け止め方はどのタイプ? | ヒプノセラピーのアンダーセンス
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エピソード25 あなたの情報の受け止め方はどのタイプ?

アンテナ 被暗示性

ヒプノセラピー(催眠療法)では、「催眠にかからない人がいる」という話を聞いたことがありますか?

それは本当でしょうか?アンダーセンスでは、催眠状態に入れない人はほとんどいません。というのも、それは「その人がどのように情報を受け止めるのか」のタイプと関係していいて、初回セッションでそのタイプを見極めているからです。

ご自身は、どんなふうに情報を受け止めるタイプだと思いますか?今日は、その3つのタイプについてです。

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私たちは、毎日さまざまな情報を受け取り、また発信していますが、ご自分がどんなふうに情報を受け止めるタイプなのか、どんなふうに発信するタイプなのかご存じですか?

2つ目の質問です。ヒプノセラピー(催眠療法)は催眠にかからない人がいるという話を聞いたことはおありですか?それは本当だと思いますか?

今日はこの2点について少しお話ししたいと思います。

まずは2つ目の点から。「催眠」状態自体は、誰もが毎日数回は経験している、ごく自然な生理現象だということは今まで何度かお話ししてきました。ですので、「催眠状態」にかからない人は誰一人いないということになります。

ヒプノセラピーでは、セラピストがこの本来自然な生理現象である催眠状態へ誘導するわけですが、一定程度これがうまくいかない人がいる、催眠状態へ入れない人がいます。これは一部、誤解もあります。一般的に「催眠状態」がどういう状態かはあまり理解されていないため、催眠状態へ入っていても違いを感じない、催眠状態に入っていると思えないという場合も中にはありますが、実際に催眠状態へ入れない人がいるのも事実です。

アンダーセンスのヒプノセラピーでは、催眠にかからない人はほとんどいません。従来の催眠療法で催眠にかからない人がいるのは、実は「被暗示性」つまり、その人がどのように情報を受け止めるタイプなのかを見極めていないからです。

これに気づいたのが、私の母校であるHMIの創設者で、アメリカで「ヒプノセラピスト」という職業を法的にも確立されたキャッパス博士でした。

キャッパス博士自身が、なぜ催眠にかかりにくい人がいるのだろうか・・・ということを不思議に思い、記録をつけながら研究した結果、それが被暗示性のタイプによるものだということに気づかれたのだそうです。以降、そのタイプを判断する仕組みを確立されました。アンダーセンスでのヒプノセラピーのセッションでは、必ず初回のセッションで、被暗示性タイプ診断を行います。

ではその被暗示性のタイプについてですが、大きく3つに分けられます。まず一つ目はPタイプ。Pタイプは言葉を文字通り、ストレートに受け止めるタイプのことです。例えば、「あら、今日のヘアスタイル素敵ね」と褒められた時に、おそらく「そう?ありがとう」などと素直に受け止めて感謝をするタイプ。

もう一つのタイプはEタイプ。Eタイプは行間をよむ、類推で理解することに長けているタイプです。例えば、「あら、今日のスタイル素敵ね」と褒められた時に、「ん?昨日はイマイチだったっていうこと?」と思ったり、または説明を受けるときに例に例えてもらうと理解できるタイプ。

これらのタイプには良いも悪いもありません。というかそもそも、100%Eの人もいませんし、100%Pの人もいません。全く比喩や例えを理解しない人も、ストレートな表現を全く理解できない人もいないですよね。

この線上で左端がPで、右端がEとすると、人によってはEが70でPが30とか、Pが60でEが40とか、誰もがPもEもある程度は持っていて、よりどちらの傾向が強いのかというのを判断します。

そして、催眠誘導をする際には、この被暗示性を理解した上で誘導をしないと、催眠にかかりにくい人が出てくる訳です。

最後、3つ目のタイプはSタイプ。これはちょうど半々、線上の真ん中あたりのタイプですので、ストレートでも比喩でもすんなり入ってくるタイプで、最も催眠にかかりやすいタイプでもあります。このSタイプの人は、日々の生活の中でも催眠状態に陥りやすく、情報が潜在意識に落ちやすいので、注意も必要です。

ということで、本日のまとめ。

催眠状態はごく自然な誰もが毎日経験する生理状態ですが、ヒプノセラピーでは意図的に催眠状態を生み出すため、その人の被暗示性を理解して誘導することが重要です。

また、被暗示性については8歳、9歳ぐらいで形成されると言われていますが、比較的変動しやすい、または比較的変えることができるのが特徴です。

さて、ご自身はどちらのタイプだと思いますか?
夜にアファメーションを書かれている方、ご自身の被暗示性タイプの合わせて文章を書かれると、より潜在意識に落ちやすくなりますので、試してみてくださいね。

今日はどのように情報を受け止めるか、つまり情報のインプットのタイプに関するお話しでした。次回は、情報のアウトプット、つまりどのように情報を発信するかのタイプについてお話ししますので、お楽しみに!

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