エピソード18 身近な催眠シリーズ:動く瞑想 | ヒプノセラピーのアンダーセンス
English

エピソード18 身近な催眠シリーズ:動く瞑想

動く瞑想 ヨガ

今回は身近な催眠シリーズの第2弾:動く瞑想であるヨガについてです。

ヨガと言っても、現在は様々なスタイルがありますが、ヨガと瞑想にはどんな関係があるのでしょう?どんなヨガでも瞑想の境地に入れるのでしょうか?どういう時に瞑想状態に入れると思いますか?どうして、瞑想状況の入れるのでしょう?今日は、そんなお話です。

そして、ヨガに限らず、瞑想・催眠状態に入ったときの注意事項もお伝えしていますので、要注目!

スクリプト

ヨガはお好きですか?ヨガスタジオに通われていたり、またはフィットネスクラブでヨガのクラスに参加されたりしてますか?

個人的にはフィットネスクラブでのヨガクラスより、ヨガスタジオに通うのが好きでした。新型コロナの騒動が始まってからは、オンラインでのヨガのコースを試したりもしたのですが、最終的にはYouTubeで数多くのヨガのレッスンを提供しているとあるバレエダンサーの方の動画に落ち着きました。5分や10分という短いものから30分程度のもの、陰ヨガからフローヨガ、朝ヨガ、夜ヨガ、腰や下半身にフォーカスしたヨガから、肩や首など上半身にフォーカスしたヨガまでカテゴリーもいろいろで、毎朝、どの程度時間があるかとか、その時の体調とか気分に合わせて選べるので、いつもお世話になっています。

前回は描く瞑想についてお伝えしましたが、今回は動く瞑想ですね。

ヨガと言ってもいろいろありますよね。大きく分けると陰ヨガと陽ヨガですが、陽ヨガにはかなりの種類がありますよね。昔からある伝統的なスタイルからハリウッドヨガまでさまざま。

ヨガをWikipediaで調べてみると、こんなふうに書かれていました。

ヨーガ(梵: योग ( 聞く), yoga)は、古代インド発祥の伝統的な宗教的行法であり、瞑想を主とする。現代においては身体的エクササイズも含まれる。
元来は、心身、感覚器官を鍛錬によって制御し、精神を統一し、心の働きを止滅させ(不動心)、古代インドの人生究極の目標である輪廻からの「解脱(モークシャ)」に至ろうとするものである[1][2][3]。ヨガとも表記される。(wikipedia)

ということで、元々は瞑想を主とする宗教的なものだったんですね。だからこそ現在の各種のヨガも呼吸に意識を向けて、呼吸に合わせて体を動かすことが大切なのであり、瞑想と相性が良いのだと思います。

特に、一つのポーズを数分保つ陰ヨガは、各アーサナ、ポーズをとりながら瞑想状態に入りやすいヨガのタイプではないかと思います。が、割と運動量の多いヨガでも、最後のクールダウン的なアーサナでは、瞑想状態に入る可能性が高くなります。交感神経から副交感神経に一気に切り替わりやすいからです。

その代表的なアーサナがシャヴァーサナ。ご存知の方も多いかも知れません。シャバとはサンスクリット語で屍という意味だそうで、横たわった状態で、足を少し開き、腕も少し体から離したところで手のひらを上に向けて、全身の力を抜いて、静かに呼吸をゆったりと繰り返す、あのポーズです。「シャヴァーサナで寝落ちした」という経験、おありですか?周囲の音やティンシャの音などで、我に返ったということであれば、それはおそらく眠ったのではなく、比較的深い催眠状態、睡眠に入る一歩手前にいたのでしょう。本当に脳波がδ波の睡眠に入ってしまうと、何度も名前を呼ばれたり、肩を揺り動かされたりしないと起きません。ご自宅でヨガをしていて最後にシャヴァーサナでしめくくる場合は、催眠状態を通り越して本当に寝てしまう場合もあるかもしれませんね。

その時の感覚というのは人それぞれです。人によって、また場合によってはヨガマットに体が沈み込むように感じたり、逆に体が軽く感じたり、なんとなく意識があるようなないようなそんな感覚だったり、または意識ははっきりしているけど深いリラクゼーションを感じたり、意識ははっきりしているんだけど真っ白な霧の中の空間にいるような感覚を感じたり・・・

そして、それはまさに催眠状態でもあります。ヒプノセラピーでも、催眠状態をどう感じるかは人にもよりますし、また時と場合にもよります。が、深いリラクゼーションであることに変わりはありません。

また人によって瞑想状態に入りやすいポーズは異なるのではないかと思います。これは個人的な感想でしかありませんが、自分が得意な、好きなポーズで、割と長めに取りたいアーサナは瞑想状態に入りやすいのではないかと思います。

催眠状態を味わえる動く瞑想、どのアーサナで自分が最もリラックスできるのか、瞑想の境地に達するのか、そんなことを観察しながら、次回ヨガをやってみてはいかがでしょうか?

そして、何度かお伝えしていることではありますが、催眠状態では潜在意識に情報が落ちやすくなっています。瞑想、催眠状態の前後は、マイナスな思考を避ける、ニュースなどマイナスな情報にも触れないようにするのが良いでしょう。そして、最後は必ずしっかり覚醒することが大切です。

ゼンタングルにしても、ヨガにしても、瞑想、催眠は思ったより身近に存在しています。催眠状態を上手に日々の生活の中で活用して、ポジティブで前向きな日々をお過ごしください!

コメント