「感情のコントロール」って、そもそもできるのでしょうか?そもそも、感情をコントロールするってどういうことなのでしょう?できないようでできる、できるようでできない感情のコントロールについて、知りたくなったら動画をクリック!
この動画を見ることで、感情の仕組み、何をどういうふうにコントロールすることができるのかがわかります。
スクリプト
さて質問です。感情をコントロールすることができると思う人、挙手を願います!
感情をコントロールすることはできないと思う人、挙手を願います!
とやってみたいところですが・・・
答えは・・・ズバリ、どちらもありです。どういうことかというと・・・
湧いてくる感情をコントロールすることはできません。が、感情が湧く前に対処することはできます。ちょっとわかりにくいでしょうか?
まずは、湧いてくる感情について。ちょっと考えてみてください。お笑い番組を見ている時、「あ、これは面白いと感じる場所だな」と笑いますか? 逆に「面白い」と感じるのを止めることができますか?
「笑うこと」を我慢することはできると思いますが、それは感情をコントロールしているのではなく、感情に基づいた行動をコントロールしているだけです。
今度は、自分に落ち度がないのに、誰かに理不尽に責め立てられたとしましょう。「ここは怒りを感じるべきだ」と怒りを感じますか?逆に、湧いてくる怒りを止めることができますか?怒りの代わりに、楽しいという感情に変えることができますか?
怒りに任せた言動を堪えることはできると思いますが、これもやはり、感情に基づいた言動をコントロールしているだけです。しているだけ・・・というのは語弊があるかもしれませんね。社会人として大人の対応するための重要なスキルではありますから。
というわけで、湧いてくる感情はコントロールすることはできません。なぜか?感情は全て潜在意識からきているからです。潜在意識からきているということは、つまり潜在意識に落ちたイメージと感情の紐付け、パターンに基づいて、自動操縦状態で湧いてくるということです。
なので、湧いてくる感情はコントロールできません。が、感情が湧いた時の自分の態度や言動はコントロールすることができるということになります。そして、感情のままに行動せず、ある程度コントロールするということは必要なことではありますが、常に感情を押し殺した生活をしていると、心身にとってとても強いストレスになりますので、自律神経のバランスを崩したりします。
だからこそ、感情を表現できる場や方法、またはストレスを発散、解消できる場所や方法がとても重要なんですね。
次に、感情が湧く前に対処するということがどういうことかというと…
繰り返しになりますが、感情は全て潜在意識からきています。そしてそれらの感情は特定のイメージに紐づいてパターンになっています。ということは、その関連付けを変えれば、湧いてくる感情も変わるということになります。
例えば恐怖症。恐怖症の場合は何かトラウマ的な出来事がきっかけになることが多いですが、思い当たる原因がない場合もあります。飛行機に怖くて乗れない、狭いところが恐いなど、さまざまな恐怖症がありますが、原因が明らかであろうとなかろうと、そのイメージに何らかの理由で怖いという感情が紐づいてしまったわけです。
このような場合には、イメージと感情の紐付け、パターンを変えることで解決できます。結果、恐怖を感じていた対象である飛行機やエレベーターなどの狭い場所でも、もはや恐怖などの感情が紐づいていないので、それらの感情を感じないということ。つまり、感情が湧く前に対処するということです。そして面白いことに、感情の紐付けを解くことで、それに付随していた生理的現象、例えば手に汗をかくとか、足がすくむとか、震えるとか、そういう現象も自然と解消します。
これは認知行動療法でも可能ですが、認知行動療法は顕在意識レベルで行うため、何度も反復しないと潜在意識に落ちません。潜在意識に落ちないことには自動操縦の内容が変わらないので時間がかかります。同時に潜在意識にもアプローチをすることで、速やかに問題を解消することができますよ。
今日は感情のコントロールについてでした。ご自身の生活を振り返るとき、湧いてくる感情をグッと堪えて態度や言動に現れないようにすること、どのくらいの頻度でありますか?それらの感情を表現したり、ストレスを解消したりする場所や方法はありますか?どんな形で表現していますか?どんなふうにストレスを発散していますか?
人のアイディアを聞くことで、自分が使える方法も増えると思いますので、オススメの内容をぜひ、コメント欄でシェアしてください。
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