前回のエピソードでは、三日坊主や先延ばしなど、一見目標の達成を阻んでいるように見える自分の言動が、実は自分のため、自分を守るためだということをお話ししました。
つまり、これらの言動をとることで自分を守ることができると潜在意識が思い込んでいる!ということです。
今回のミニ動画では、この潜在意識の思い込み、関連付けを変えて、目標達成のブロックになっている言動から卒業する方法をご紹介します。いつでもどこでも簡単にできて、時間も数分しかかからない内容なので、ぜひ、お試しくださいね。
スクリプト
前回は、三日坊主、先延ばしなど、一見目標達成を邪魔しているように見えている言動が、実は自分を守るためだというお話をしました。
故意に目標達成を阻んでいるわけでも、意地悪をしているわけでもなく、自らを守るために自らが昔・・・とった言動、感情が、今もそのまま必要なものとして、潜在意識に落ちているということです。
今日は、その潜在意識の関連付けを自分で変えて、目標達成を阻む言動から卒業する方法についてお伝えします。ミラクルのように一昼夜で自分の言動が変わるわけではありませんが、マインドフルのエクササイズでもあるので、継続することで効果を発揮しますよ。
今回も前回同様、エクササイズの例を使ってみましょう。まず、第一のステップ。これは前回のエピソードの最後にお伝えした内容ですが、目標達成を妨げている自分の言動に気づいたら、ストップ!例えば、今日はジョギングに行くと決めてある日なのに、行きたくない・・・面倒くさい・・・と思ったら、「あ、まただ」「だから私はダメなんだ」「どうせ続かない」など自分を批判していませんか?
そんな考えがよぎったら、すぐさまストップ。3回深呼吸をして、自分を責めるのではなく、「これも自分のため、自分を守るためだと潜在意識が動いちゃっているんだな」と受け入れてみましょう。それだけでも、多少気持ちが楽になりませんか?
ステップ2 次に、何から、どんなことから自分を守ろうとしているのか、想像してみましょう。思い当たる具体的な出来事があれば、その出来事について考えてみても良いですが、必ずしもその必要はありません。というのも、おそらく原因になっていることは複数ある可能性が高いからです。今回は、「そういえば子供の頃から、体育の授業が大嫌いだったな。体育の時間になるたびに感じたあの嫌な気分。エクササイズ=あの気分になっちゃっているから、それを避けようとしているのかな」とふと思い当たったとしましょう
ステップ3 今沸いている感情は、子供の頃にタイムトラベルした感情です。嫌な思いをしたから、それに似た状況を避けるべく、当時紐づいていた感情が、今まさに体育の授業に行こうとしているかのように沸いてきているわけです。ここで、過去と現在を分離しましょう。今って体育の授業に行こうとしてる?ううん、違う。今、ジョギングに行ったら、体育の授業のあの嫌な経験をまたすることになりる?そんなことない。たとえ、ジョギングの最中に何か起きたとしても、その時に自分は子供の頃と同じ対応しかできない?そんなはずがない。今は、体育の時間でもないし、嫌なことが起きるわけでもないし、たとえ起きたとしても子供の頃とは違うということが認識できましたね。
ステップ4 自分を守るべく起きているこの反応に感謝をして手放しましょう。「こうやって長い間、自分を守ろうとしていたんだな。ありがとう。お疲れ様。もうリタイヤして大丈夫」とういふうに。
このエクササイズは結構即効性がありますので、これを一度やるだけでも、気持ちに変化がみられるかもしれません。しかも数分しかかかりませんし、どこでもいつでも行えます。
ただ、潜在意識のパターンはそんなに一気に変わることはありませんので、次回のジョギングの日にまた、「面倒くさい」「ジョギングしたくない」と感じる可能性が高いです。2回目からはステップ2は省いてOKです。
つまり、あ、また始まったと思ったら、まずは3回深呼吸。次に過去と現在を分離します。同じ質問をすればOKです。今、体育の時間?今、ジョギングに行ったら、また体育の時と同じ経験をする?まだ守ろうとしているんだね。ありがとう。お疲れ様。もう休んでいいよ。と言って手放しましょう。
このエクササイズを繰り返すことで、つまり反復することで、新しいパターンが潜在意識に落ちて いきますし、気持ちの切り替えもどんどんと早くできるようになります。しばらくすると、深呼吸をするだけで切り替えることができるようになり、定着すれば、何も考えずにジョギングに行けるようになるでしょう。ジョギングに出る際に、ちょっとしたご褒美を自分にあげるなど、ポジティブな関連付けをするとより、変化を早く感じることができると思います。
いかがでしたか?
どんな言動も、基本的には良かれと思って、自分を守ろうとして現れているということを、ぜひ覚えておいていただければと思います。そして、その潜在意識の関連付けは、多少時間がかかっても、いくらでも変えることができます。
ぜひ、試してみてくださいね。
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